2007年6月29日金曜日

株主総会終了

昨日は株主総会集中日でしたね。



軒並み、株主提案は否決されてしまいましたね~。つまらん(笑)。



マスメディアが、スティールやダルトンなんかと、ブランデスを同じと認識しているのがちょっと・・・。(ブランデスはいわゆるアクティビストでは断じてないし、今回の小野薬品に対する増配要求も妥当といえるだろう。)
ついでに、スティールが出していた増配要求だって、完全拒否されるような内容でないものも。よっぽどファンドアレルギーが強いのね。リヒテンシュタインの先日の来日会見は確かに、ちゃんと日本向けにメディア戦略を練ったのか??と思うような内容だったけれど、ここまで完敗するような要求ばかりではなかったのではないか。もちろん、彼らの味方をする気なぞないが、それでも、彼らに目をつけられた企業が全面的に株主の支持を得るほど素晴らしいかといえばそんなこともないと思う。



ブルドッグの買収防衛策発動も、法的にもGOが出ましたね。
ブルドッグがファンドに勝利!っていう論調が多いけど、違うと思う。スティールは、相当な%の株式を保有しています。このまま市場で売ろうと思えば、その保有数の多さゆえに株価下落は免れない。しかし防衛策を発動されれば、スティールはブルドッグから保有株数に見合う現金を手に入れることになる。スティールは株価下落なしに大量の株式を現金化できるということだ。また、手元に残った元の株式が希釈化されて全体に占める割合が少なくなるので、その後の処分はしやすくなる。キャッシュが支払われたからと言って、全体の株価がその分が丸ごと下落するとは思えないし、他の株主に対しては現金が支払われないので、スティールの手元に残る株式の価値は、元の半分よりも大きくなるだろう。願ったりかなったりではないか。



ブルドッグにしてみれば、そこまでしてでもスティールに出て行ってもらいたいということなのだろうが、他の株主は本当にそれで良いのか?自分達に平等に分けられるべきキャッシュが、スティールに吸い上げられていくのだということに気付かないのか?



昨今の企業・株主の攻防は本当に面白い。



4 件のコメント:

ちぃ さんのコメント...

アレルギー、激しいよねぇ。
とりあえず、一個くらい通ってほしかったなぁ。
アレルギーなくして冷静に個々を判断できるようになるには、どのくらいの時間が必要なんだろうなと思う。
ISSとかの商売ってどうなんだろう。
それでも、結局最後は自分の知識がないと判断できないかー…。

ぺこ さんのコメント...

だよね~。・・・って当時会社にしてみたらとんでもないことだけどさ^^;。個人的には、小野薬品は通ってほしかった。でも、否決されたとはいえ、実際には配当増額が公約されているので、それでいいのかな。多分、ブランデスもある程度それで満足しているんでしょう^^。
ISS、、、について語らせると長いよ(笑)。私の専門分野なんで^^。今度ね(え?聞きたくないって??)

ちぃ さんのコメント...

そうだよね!いや語ってほしい。まじで。
今度ゆっくり遊ぼうね~。
…アレ? それって遊んでることになる??

ぺこ さんのコメント...

では、今度またゆっくり^^。
��遊んでることになる??
最近、同年代の友人と会うと、お互いの仕事のこととか、やたら固い話が増えたなぁと思うわ^^;。