2007年6月12日火曜日

『晴れときどき殺人』

(赤川次郎)



これはなかなかです。



赤川次郎さんの作品って、マンガを読む気分じゃないけど、疲れる本は嫌、という時に手に取るのですが、この作品はちょっと違った感触でした。



母が死の際で告白していった手紙、しかも、途中で途切れてしまった手紙を手にした娘が、謎を解こうとする、というようなストーリーなのですが、何が面白いって、舞台の見せ方が。本当に「舞台」を置いて、ストーリーを展開している感じ。演劇を見ているような気分。視点の置き方と、その表現の仕方が上手だなぁ~、って思いました。



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