2007年1月8日月曜日

『アヒルと鴨のコインロッカー』

(伊坂幸太郎)



読書記録のブログだということを忘れそうな勢い~(m~-~)m
このところ、忙しいながらもちょこちょこ読んではいるんですが、感想をアップする気力がなくて^^;。気力を持たせてくれた=すごく面白い本があったのです♪



大学入学のため一人暮らしをはじめた僕に話かけた隣人河野。「一緒に本屋をおそわないか」。そして数日後、僕は本屋の裏口でモデルガンを構えてボブ・ディランを口ずさんでいた。どうしてこんなことに??しかも奪うのは、一冊の広辞苑だと言うし??



またしても、伊坂さんにやられた!という感じ。今の僕と、隣人河野が絡む2年前の話が同時並行で進みます。ヘンテコリンな展開なのに、最後にはしっかりとつじつまが合ってしまう。なんだか浮世離れした雰囲気と思いきや、2年前の事件は妙な生々しさがある。そういうアンバランスさが、読んでいて飽きないというか、どんどん先を読みたいと思わされてしまう。前半に出てくる何気ない会話の言葉たちと、後半の繋がりもなかなか乙です。帯にも書かれている「神様を閉じ込めに行かないか」とか。一番好きだったのは、ブータン人は代用品で誤魔化すのが得意、かな。



これは、オススメです!
でも前に読んだ『オーデュボンの祈り』には負けるかな^^。



2 件のコメント:

takasan828 さんのコメント...

おもしろそうですね。読んでみよう♪
伊坂幸太郎さんの本は、
『死神の精度』を読んでファンになりました。↓
http://takasan828.cocolog-nifty.com/syokan/2006/08/post_6dce.html

ぺこ さんのコメント...

『死神の精度』ですか、今度読んでみます!
私もまだ『オーデュボンの祈り』しか読んだことなくて。でも、今のところ、かなりはまれる予感のする作家さんなので、1冊ごとに期間をあけつつ、ゆっくり楽しみたいと思います^^。北森鴻さんにはまった時、気に入って一気に読みすぎて、あっという間に未読作品が少なくなっていくのがなんとも寂しかったので^^。