2006年8月19日土曜日

『盗みとバラの日々』

赤川次郎



「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ
金にモノを言わせた祖父に駆け落ちを阻まれた令嬢・真琴。それから3年、城の内グループの会長である祖父は若く美しい後妻を向かえ、彼女は会社の富を欲しいままにしていた。



シリーズ、と紹介しつつ、読んだのは初めて。多分、10作目くらい?
赤川次郎は中学生くらいからちょこちょこ読んでいるが、さらりと読めて、テンポが良くて、キャラクターが魅力的。といっても、破天荒だけどちょっとカワイイ女性、というのがシリーズを跨いでワンパターンか?という気もする。
この妻は刑事、の妻・真弓も例にもれず、破天荒。後輩をこき使い、拳銃をぶっ放し、でも泥棒をしている夫にはメロメロ。夫はクールで、さらりと盗みの腕で人助け。と言っても、泥棒には変わりないけどね。
この作品は、赤川次郎の中では結構読み手があったかなぁ、という気がする。



(徳間書店)



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