2008年3月19日水曜日

コンタクトレンズの原価とは

今週は中休みがあるのが嬉しいっ。待ち遠しいっ。

月曜日、会社帰りに、コンタクトレンズ屋へ。今まで使っていたコンタクトの端が欠けたから><。
視力低下で、メガネではろくにものが見えんので、急いで作らねば!と、行ってきた。

で、性懲りもなく、ハードレンズに挑戦。

��8歳の頃、初めてコンタクトレンズを作るのに、ハードを試した。もう、30分間、泣きっぱなしで、辛いことこの上なかった。断念。

��年前、コンタクトを新調するのに、またしてもハードを試した。違和感は強いが、泣くほどではなかったので、「いけるかも?」と思い、購入。しかし、ゴロゴロ感で仕事に全く集中できず、2週間で挫折。ちょうどその頃、重要な案件にかかわっていたこともあって、コンタクトで消耗している場合ではなかったというのもあり。(販売店の制度で、差額精算でソフトレンズに交換してもらえた)

そんなわけで、「性懲りもなく」なのである。

そして、感動!今回のレンズは、以前試したものより後に発売されたものらしいのだが、違和感が少ない!
実際、店でいくつかのレンズを試させてもらったのだが、そのレンズだけ装用感が良い。お店のおねえちゃんに、「レンズの洗浄とかでわざと安いレンズには異物感が残るようにしてません!?」と言いたくなるくらい、違う。

更に、「日中仕事をしながらハードに慣れるのは、結構辛いと思います。2ウィークの使い捨てソフトレンズを1ヶ月分お渡ししますので、必要なときはそれをして、夕方以降のリラックスできる時間等にハードに慣れていけばスムーズと思いますよ」と提案してくれた。
それはいい案だ!

というわけで、現在ハードレンズに挑戦中。


それにしても、いつも思うのは、「コンタクトレンズの原価ってどんだけ安いんだ??」

だって、私に1枚のレンズを売るために、
①1年以内は、破損/汚れ/度数の調整は回数無制限にOK(実際、私は2年前に購入後、1年ぎりぎりで交換して新品にしている。)
②1ヶ月以内だったら、別のレンズにも交換可能(何度でも)(実際、私は2年前はハードレンズを1枚(お店にとって)無駄にしている)
③1年前、レンズ交換に行ったら、目に傷があるということですぐに新しいレンズをもらえず、でも、2週間後にどうしてもコンタクトをする必要があって、でもその前にレンズを取りにくることはできない!!と主張したら、1デーのディスポーザブルを2枚進呈
④今回、2ウィークのディスポーザブルは無料で進呈

ちなみに、お店の人自ら、「1年たつ直前に持ってきて、新しいレンズと交換すれば、より長く使えますよ。破損してなくても交換しますから」と言う。

つまり、今まで使っていたソフトレンズの例で言うと、ソフトレンズ1枚の値段で、ソフトレンズ2枚、ハードレンズ1枚、1デーのディスポーザブル2枚 を買ったことになる。
つまり、支払った金額は1万円ちょっとだが、しめて店頭価格35000円くらいのものを受け取っていることになる。そして、それはつまり、1万円でそれだけしても十分な利益が出るだけの値段設定をしている、ということだ。むむむ。つまり、私としては、色々試したり交換しないと、損しまくりということだ。

うん。これからもわがままいい放題決定だな(笑)。

15 件のコメント:

あき さんのコメント...

原価・・・ソフトは一枚数円~数十円くらいでは(もっと安いかもね)。ハードも材料はたいして変わらず、磨き工程が加わるそうですが(テレビの平成教育学院の工場見学でやっていた)。設備投資もあっさり減価償却されてるのでは(知らない)。要するに(分かりきっていると思いますが)サービス業にお金を払っているわけで、
コンタクトの装着指導料その他もろもろ(例えば店員さんが上記「日中~」のアドバイスをしたとか)は明示的でないので、レンズ代に上乗せというかレンズ代が店員さんのお給料源になっているはず(視力検査とかは別途お金をとるけど)。やはりわがままいって料金分だけ働いてもらうのが吉ですね!

ぺこ さんのコメント...

��一枚数円~数十円くらいでは
やっぱりそうですよね〜。
確かに、私がコンタクトを手にするまでに1時間〜1時間半かかっているので(待ち時間も含むけど)、その分の人件費だけでそれなりのサービス料が必要ですもんね。
平成教育学院の工場見学、面白いですよね^^。
ところで、そうなると、高すぎるだろう!と思うのが、ネット通販のコンタクトレンズ。何のカウンセリング(?)も、検査。調整や指導もせずに、ただ注文に応じて売るだけ。なのに、コンタクトレンズ屋で買うのと、2割程度しか価格が変わらない。
ネット通販の店の価格は似たり寄ったり。絶対、どこかで談合(?)して価格維持していると思うんですが!!

シュウゾー さんのコメント...

コンタクトレンズ屋が一万円で、
通販が二割安くて八千円。
だとすると差額は二千円。
「カウンセリング」まがいで時給二千円だったら十分すぎるのでは?
実際は人件費だけでなく店舗の維持費なんかもはいるんだろうからもう少し安くなるかもしれないけど、千円程度でしょう。妥当なところだよねえ。
ネット通販はこういう部分を削って、一方で顧客に「手軽さ」と「より低い買値価格」というサービスを提供している。こういったサービスに価値があるならば、ネット通販の価格は高すぎる設定ではないと思うなあ。
コンタクトの原料価格、数円でしょう。二桁は恐らくいかないでしょう。さらに、厳密な「原料価格」はゼロでしょうね。これはコンタクトレンズに限りませんけど。

ぺこ さんのコメント...

確かに、「手軽さ」というのは別の付加価値だよね(コンタクトレンズ屋まで行くの、結構面倒だもんね)。でも、ネット通販という参入障壁がとても低そうな業態だけに、「付加価値」による利益を削った価格引き下げ合戦になっても良さそうなもんだと思うのね。
実店舗のコンタクトレンズ屋って、店舗維持費や、検査器具等の設備投資、人件費等がかかるのはもちろん、物流面、在庫管理、余剰人員の面でも圧倒的に非効率だよね。(各店舗に商品を届けなくてはならない上に、各店舗にそれなりの在庫を常に置いておかなくてはならない。人員も、各店舗毎に「あそび」が必要)。ネット通販がこれによって削減できるコストは、2割どころではないと私は思うんだが・・・。まぁ、実際のコストが分かんないから、水掛け論なんだけど^^;
「より低い買値価格」がサービスとしてネット通販価格の維持につながる、って方は、論理がおかしかろう。

シュウゾー さんのコメント...

安いこと自体はアピールできるサービスだという意味で「価値」と言いたかったので、値段である「価格」の維持」には関係ないのね。
売値の底値って、販売店が仕入れるときの仕入れ値で決まるでしょう。
仕入れ値は、コンタクト製造側(ここでは製造した会社が販売すると単純化)の製造原価+利益なのよね、きっと。
ここで製造原価をどう定義するかだけど、単純に作るための費用(人件費や材料費、設備費)だと、数十円じゃないかしら。
これに、さらに自社開発なら開発費用(これも人件費や設備費)が上乗せされるよね。この開発費用は高いんじゃないかな。プラスチック成形技術や高分子化学は結構高度だからね。自社開発じゃなかったら特許使用費用とかOEM契約費なんてのはいるんだよなあ、きっと。自社開発でもなく、すでに切れた特許技術をつかったものは、仕入れ値は低くなるだろうけど、「目に入れる」という製品の性質上、買う人は少ないんじゃないだろうか。
一番最初に「製造会社=販売会社」にしたけど、きっと製造と販売は別会社でしょう。開発もまた別会社だろう。ここでマージンとるのかな。このあたりは、ペコさんのほうが詳しかろう。
材料そのものは高くなくて、開発費用や販売費用(他にもなんかあるんだろうけど)が上乗せされている、という仕組は家電製品と同じで、この構図から想像すると、仕入れ値はおしなべて数千円ってところなんじゃないのかなあ。このあたりも、ペコさんのほうが詳しかろう。
ネット販売にかかるコストはいくらなんだろう。確かにネット販売は諸費用が抑えられるイメージはあるし、実際、事業を始めるときの費用はずいぶん抑えられるんだろうけど、運営費用は店舗を持つ場合と比べて、大きくは抑えられないんじゃないかなあ。
なんか、こんなこと(↑)いろいろ考えてたら、起業する人って偉いなあ、と思う。私にはムリだ。
材料が安い、って資源の有限性を考えたら、本当におかしな話だとしんみり思う。。。

ぺこ さんのコメント...

そうか、私とあきさんやシュウゾーで、「原価」の捉え方が違ったのね。私は販売店としての仕入れ原価、お二人は材料等の価格のことを言っていて、後者は数円〜数十円だけど、開発費やら何やらを加えて製造元の利益も入れると、やっぱりコンタクトレンズの仕入原価は数千円にはなるってことなのかな?
コンタクトレンズは医療器具だから、開発にそれなりに金がかかっているということを失念していました(汗)
でも、それなりの仕入原価だとすると、やっぱり私のやり方では販売店が大損しているという計算に・・・。

あき さんのコメント...

サービスといっても店員さんの給料だけじゃない(上の話をみて、どっちかというとそれは微々たる部分かもしれないと思いました・・・考えてみれば、店員さんの給料より医者のき給料の方が時間当たりでは圧倒的に高い)わけで、色々なライセンスとサービス料の償却の塊(+利益、次の投資用)なんでしょうねー。
今のコンタクト、世に広まってそんなに時間がたってないから大半の特許は切れてないんじゃなかろうか・・・。医療デバイスを特許を避けてってもマスオさんの言うとおり、そんなものは売れないし、そもそも販売許可おりないだろうね・・・。
http://www.ryutu.inpit.go.jp/chart/H17/kikai17/1/pdf/1-2.pdf
作るため以外に仕入れのライセンスを得るための設備投資
http://www.jcla.gr.jp/press/press02.html
もあるらしい。ネット通販でも、これらは適用されるべきなはず。汚い倉庫にほいっとおいといて注文が来たら発送する、というのではダメ(なはず)。基準を守ってんのかは知らず。
原材料費は、お金という意味ではギリギリまでコストダウンされているので、安くするのは難しいのかもね。
・・・一般論として、ネットで売ってる薬の薬価は、保険診療で出している(厚生省が薬価をつけている)場合に比べたらとてつもなく高いです(保険者はそもそも○割負担なわけですが、10割負担よりも断然高い)。多分、流通が弱いとか場合によっては非合法な部分を抱えていて潰れるリスクがわりとあるから価格設定が高いんではないですかね。普通に診療所に来て、初診料と検査料と処方料取られて薬にお金を払っても、ネット販売で同じ薬を入手するより安いケースは多そうです(大学病院の初診料はバカに高いし全てのケースに確信があるわけではない)。
もっともそれ以前に個人的には、ネットで医療品を買うのはどうかと思います。「偽物」が多いですからねー(モノによっては半分以上・・・他人に大声で言いにくい病気のための薬の類は特に)。本やCD・DVDくらいなら真贋の区別は簡単ですが・・・。コンタクトは、そういう意味ではマシな方かもしれないけど。

ぺこ さんのコメント...

あきさん、ありがとうございます。こうなると、やはり私は迷惑客な線が濃厚か・・・(笑)
ネットで売っている薬って高いんですか!
というか、ネットで薬を売っているということすらあんまり認識していませんでした^^。
確かに、ネットで薬を買う、と考えると怖い。なのに、なぜか、コンタクトレンズだとあんまり怖くないと感じてしまう。いけない錯覚ですね~。
そういえば、私はつい先日まで、コンタクトレンズのネット通販は「違法」なんだと思い込んでました。違法なのに、ずいぶん、野放しにあふれているなぁ、なんてとぼけたことを思ってまして。いくらなんでもそんなわけないですよね^^;。

あき さんのコメント...

それ自体は違法じゃないけど、規制(届出)が色々あるから違法販売をしているところは多いだろう、と勝手に理解しています。
どっちかというと法律の隙間をついたスタイルなんではないかと。そのうち変なところが淘汰されるように法律が変わるはず。

ぺこ さんのコメント...

確かに、違法販売をしているところも多そうですね。
私は処方箋なしの販売そのものが違法だと思ってました〜。

あき さんのコメント...

処方箋は、ナシで売ってる人の言い分だとソフトだと箱についている、という詭弁(と思うけど)で逃げているらしい(ネットで引っかかってきた範囲なのでかなりアヤシイ)・・・そして大々的に合法と言ってるけど、別に権威のそこそこある人が積極的に認めたりしたわけではない。
処方箋ありなら基準を満たした店舗のインターネット販売は現行ではOKでしょうね。薬局がインターネットでも受注してるという形態なら。実際のネットのコンタクトの店舗を見たりはしてないんだけど・・・。このあたりの法律は多分まだ流動的なはず。
あと、ハードは買えないんではないかな。

ぺこ さんのコメント...

あ、そうなんですか?きちんと合法なわけじゃないんだ〜。
なんか、薬事法では処方箋は必要ないとされているって聞いたので。規定されていないだけでグレーってことかな。

あき さんのコメント...

書き方がまずかったですが、一応合法か非合法かといえば合法と思います。
ようは、規定されてないってことで(薬事法を隅々まで見たわけでないので自信はないのです)、積極的に処方箋ナシが勧められているわけではない。

あき さんのコメント...

ネット販売も、監査が入ったりして非合法な管理を立証しなければ、とりあえずは合法扱いってことでいいんではないでしょうか?
一方で逆に処方箋を要求して不当に稼いでいる、ということを問題にする向き(なんだかほんとに何も決まってないみたいだな~)もあるようで、その流れで権威のあるヒト(?)も処方箋なしを認めてました(汗)。↑↑の表現についてはお詫びして訂正。こんな答弁があるとは~。
http://www.contactlensnavi.com/syohosen.html
しかもこの答弁、そこらじゅうのネット販売・処方箋なし合法化の根拠にされとる(笑)。
どうやら、「医療費」にしたくないので規制は緩和する方向で行きたいけど、実際に起こっているトラブルは深刻なので処方箋ありを義務付けない変わりに「高度管理医療機器」にしてみたってことみたいです。このへんまた変わるかもしれんね。
でも、実際には行政の思惑とは全く別に、いろんなローカルルールがたいした根拠も無く横行している(処方箋を出したら附属した薬局で買えとか)みたいね。まぁ眼科に限ったことじゃないか。

ぺこ さんのコメント...

あきさん、詳細にありがとうございます〜
ほんとに何も決まってないんですね〜(笑)エラい人の発言て影響力あるんだなぁ。
��「高度管理医療機器」にしてみた
なるほど。あっちはダメだけど、こっちも嫌だから、とりあえずこうしとこ、っていう、その感じが、いかにもありそうで、なんか納得^^
それにしても、先日私がコンタクトを買ったときの眼科は、あまりにもひどくて、あんなことなら処方箋の義務づけをしても意味ないわな、と思いました^^;
同じ系列店でも、実家の最寄り駅に併設されている眼科は結構ちゃんと見ているんですけどねぇ。