2007年7月23日月曜日

またしても年金だけど

昨日、日経新聞で、年金と選挙についての記事があった。年金財源について、保険料増よりも消費税増の方が反発が激しい、という話だ。
その中で、某大学の準教授さんが、その理由について、保険料は将来自分にかえってくるものだという意識があるから、だと。全く的外れだと思うのだが。。。



こんなの、団塊世代以上は消費税増税は全員反対するけど、保険料増は誰も反対しないから。これに尽きるでしょう!?
こないだの日記でも書いたけど、高齢層は、「給付を下げるな!でも私たちに負担になる消費税は上げるな!若い世代の保険料はあげていいよ、私たちには関係ないから」と言っている。



なぜ、これが表立って指摘されないのか?確かに年金が減らされれば生活が苦しい人がいることは分かる。要介護者を抱えて、医療費や今後の生活が不安な人がたくさんいるのも分かる。けれど、そこだけにスポットをあててどうすんの?格差社会だ、ワーキングプアだ、とやたらと話題にするくせに、年金の話になると途端に若い世代の苦しい層が隅に追いやられて、辛そうなかわいそうな老人の映像ばかりが垂れ流されるのはなぜだ。



極めて不満だ。



保険料をあげるくらいなら、消費税にしてくれ。できれば、食品などは5%据え置きでぜいたく品は15%、というイギリスなんかと同じような形態にして欲しい。そうすれば、本当に生活が苦しい高齢世帯の負担は軽くて済むでしょ。贅沢品を買える人は、若い人も高齢世代も、ガンガン負担すればいい。



でも、日本の主要産業はほとんどがぜいたく品だから(自動車、家電、建築、、、)、まず無理でしょうね・・・。くぅ。



10 件のコメント:

りょうすけ さんのコメント...

イギリスってそんな渋い税制なの?
境目ってどこにあるの?
食べられれば全部食品?
食べられても贅沢品は贅沢品??
キャビアは5%??それともやっぱり15%??
トリュフは??
マグロも赤身は5%でトロは15%??
すげー気になる…
よくわかんないけど、食品衛生法みたいな食絡みの法律で定義されてるものは全部食品なの?
衛生法はちょっと違うかもしれないけど。

ぺこ さんのコメント...

そうなのよ~。イギリスでは食料品は5%どころか0%よ。
多分、食料品は一律0だと思うよ、キャビアでもなんでも。そこまで詳しく知らないけど。生活してて「あ~、食料品にはかかんないんだな」と思っただけだから^^。
あと、衣食住に関係するものは0%が多いみたい。詳しい品目は知らんけど、水道代とかバス代とか。ちなみに、それ以外の税率は17.5%と相当高い^^。
ぜいたく品の消費税増税に関しては、その品目を扱う企業も丸々消費税分を消費者に転嫁はしないんじゃないかな~、という期待もちょっとあり。法人税はそのままでも、企業の実質負担が増えないかな~、と。甘い?

りょうすけ さんのコメント...

なるほど。5%って数字は、日本の話ね。
ってイギリスは0%ですか!!
すげー
その制度は国民フレンドリーで素敵だね~
ちなみに贅沢品への追加課税って、富の再分配機能として所得税の塁加算税方式(だっけか?)に較べて優れてるのかな?でも、贅沢品と銘打たれた品目への国民消費が減って、工業立国としては国庫及び従業員としての国民への影響は総合的には負なのかしら?
ま、難しいことは良く分からんね。

ぺこ さんのコメント...

��所得税の塁加算税方式(だっけか?)に較べて優れてるのかな?
だって、年金生活者にはそもそも所得税ないでしょ^^;
��ないよね??所得があってプラス年金もらっている場合には追加課税があるような気がするけど)
年金世代でも貯蓄があったりして余裕ある生活している人には、ある程度負担してもらいましょ、っていう議論です。
��贅沢品と銘打たれた品目への国民消費が減って、
それがクリティカルなレベルであれば、企業側が利益を圧迫してでも価格を下げて販売数量の確保に走るので、法人税は減税して個人への増税・保険料の負担ばかりが偏って増えていく現状に対しては、ひとつの再配分として働かないかな~、と。政治への圧力では個々人の力は企業の組織力に適わないので、消費者としての圧力を企業にかけることで、間接的に税負担の不均衡を是正できないものか!?ということ。
ま、「不均衡」てのも私の感覚的な意見だし、上記の波及経路も何の裏づけもなく私が考えただけなので、素人の与太話です( ̄▽ ̄;

あき さんのコメント...

そもそも年金は、景気が悪かろうが税収が低かろうが保障される類のものではないの?税金上げる話とリンクするなんて、なんだか騙されている気分になります。日本じゃ消費税の話が出るたびに景気悪くなるし。
しいて税金上げるなら、そのイギリス方式もいいか・・・。エンゲル係数のひどく高いウチでは助かる~。でも、自分の職業を考えると、脂質の量が多いものに生活習慣病予防税を導入して、医療費にまわすと同時に医療費抑制を図るのがいいか。一部の外食産業ももっと高くていい。特に酒。飲むほどに単価が上がる、とか。あと車・ガソリン。健康被害もどう考えてもタバコの比ではないし。ウチには迷惑の方が多い(宅急便やタクシーは多少使うけど)。エコがヘンに流行ってるし。

あき さんのコメント...

追記
老齢の年金は、所得税法の雑所得として扱われ、所得税がかかることになっています。
65歳未満の方でその年の支払額が108万円以上の方や、65歳以上の方で158万円以上の方の場合は、原則として所得税がかかります。
158万からかかるってのは、結構渋いと思うけど、どうかな。

ぺこ さんのコメント...

お。入れ違いでしたね、あきさん^^。
所得税情報ありがとうございます♪そうか、年金にもかかるんでしたか。基礎年金だけでは158万円は超えないので(80万くらいですよね、たしか)、それを渋いと言うかは微妙なところですね~。
→りょうすけさん、失礼、かかるそうです^^;。
でもやっぱり、蓄えがあって贅沢できる人にはたくさん負担してもらう、という議論なので、所得税では再配分にならないですね。
��景気が悪かろうが税収が低かろうが保障される類のものではないの?税金上げる話とリンクするなんて
うーん、ここは難しいところですね。「そもそも年金は」って言っても、それを設計しているのは人間なわけで、その設計が間違っていれば、当然もらえなくなりますね。で、日本の年金は設計がダメダメだね、って話なので^^;。そこが、先日書いた、団塊世代は年金設計がダメダメなのをわかっていて放置してきた、ってことです。
税金上げる話とリンクする、っていうのは、おかしな話ではないと思いますよ。日本の年金は元々、保険料+国庫負担(=税金) で賄われますし、最近この国庫負担分が引き上げられてますので。そうしないと、現役世代の保険料負担が膨大になっちゃいます。税金で賄ってる部分がある以上は、財政難になれば当然立ち行かなくなりますし、国庫負担を増やす以上は増税するしかないですよね。少なくとも、全部保険料増で賄って現役世代に負担させよう、っていうよりは健全な議論だと思います。
��脂質の量が多いものに生活習慣病予防税を導入
なんか、ニューヨーク市の規制みたいですね(笑)でも、本当に、医療費も削減できて一石二鳥かも!イギリスも外食は17.5%の消費税かかってました。
��飲むほどに単価が上がる、とか。
これも面白い^^;
��車・ガソリン
これは、家庭用とかにはアリかな。業務用のトラックでこれやるとツライでしょ~。われわれの食卓が激変するくらいのインパクトありますよ、きっと^^。

シュウゾー さんのコメント...

お金の話となると、いろいろコメントがでるものだね。
あたしゃ、国からもペコからも搾取され続ける人生のようなのであきらめていますが。
��国が搾取した分は、巡り巡って使わせてもらっているから文句は言えない。これはあきさんにも言えるでしょう!!ペコが搾取した分は、いずれ戻ってくることを期待して)
��多分、食料品は一律0だと思うよ、キャビアでもなんでも。
食料品とはいえども、加工品というか調理品にはVAT(付加価値税)が、(当時)17.5%かかります。だから、鳥の生肉の塊はVATがかからないけど、それを味付けして焼いたやつはかかった。だから、レストランの食事にもVATがかかる。
キャビアはどうなのかなあ。あれは調理してあるのか?買ったことないから知らない。
日本でやると、コンビニ弁当やらは全部かかってくるので、オフィスで働く一人暮らしの人は痛手かもね。あと、セレブ気取りのだめだめ奥様方も、晩御飯はデパチカ惣菜だろうから痛手かも。まあ、そんな人たちは税制的に優遇される必要性は皆無なのでいいんだとは思います。
ここでコメントしている人、みんな対象外ですね。
��>車・ガソリン
��これは、家庭用とかにはアリかな。
��業務用のトラックでこれやるとツライでしょ~。
ガソリンにかけるなら業務用トラックは大丈夫でしょう。おおくは軽油ですから。石油燃料全般にかけるとなると、もちろんトラックによる輸送費が上がりますし、飛行機代も上がります。火力発電にも使いますから電気代も高くなるし、各種工業製品も値上がりしますね。石油にどれだけ依存しているかがお勉強できるので、みせしめにやってみるのは楽しい実験ですね。
ところで
��某大学の準教授さんが
准教授です。地位向上のため。

あき さんのコメント...

ご指摘どおり、きこさんの、実際にはほとんどかからないじゃん、という点は渋くないのですが、雑所得で計算するからあんまり控除がないし現実に1年158万円で生活するなんて、という意味では渋い。確かに年金は利息で考えれば相当暴利だけど、苦しいときにも強制的に負担してるからなぁ。任意で入ってる預金とか資金運用とは違う。だいたいそんな大それた額をもらうわけでもなし。
あと思うのは(前回長くなるのでやめた)年金で、収入のあるなしによる支給額の差、は議論されるけど、きこさんが言うような蓄えによる、は議論されないのよねぇ。収入あったって、苦節40年で、ようやく一人前になったかも知れないじゃん。その間年金払い続けとるし。
あまりに蓄えがあると、将来もらえるお金が減るなら(それってリーズナブル)場合によってはもう少しまっとうな消費も進むと思うんだが。少なくとも余裕のある人に渡さなくてすむ。それで万が一自分がもらえなくても構わないかな。安心のためのシステムだと思うから。
税金とリンクする、というのはそれも当然の意見と思いますが(でもやっぱり年金を確保するのは増税でなく他の歳出減らすこととリンクするべき・・・金が足りないから増税、というなら政治家に金を払う必要はないし、国庫負担率増は増税を念頭においている、とは公言していない)、一方で年金として払われたお金も経費やくだらないことに結構使われていて、しかし禁止するどころか年金の支払以外のことに使っていく方向になってますよね。年金やめて社保庁たためば税金が安くなるなら賛成。浮いた分せっせとタンス貯金します。
イギリスの税制は結構リーズナブルかつぜいたく品に辛いんですね・・・。これで贅沢な食べ物がおいしければ、言うことなしか。
飲むほどにかかる酒の税金の話は、テレビでホストクラブに大金払ってる女性を見たときに思いついたのです。彼女らに本当は余裕はないかも知れませんが、破産したときに自らが払った税金で救われるならいい話かなぁと。
年金とはずれますが、削減できた歳出は一部政治家の活動資金にしてよい、とすれば、相当がんばるんじゃないかなぁ。一部除けば少しは能力のある人たちの集まりのはずだし。出来高払い・競争、てのが、いろんな分野で政府の進めてる方向性だよね。何事も箱物・予算を使い切る、という姿勢が一番不健全なような。無駄な試薬を買いかねない。

ぺこ さんのコメント...

��ペコからも搾取され続ける
失礼な!ちゃんとMP3とかPCとかDSのソフトになって日々還元されておろう!!
キャビアは調理はされてるか??あんまり縁がないからわからんなぁ^^;。
確かに、お弁当とかにかかると、サラリーマンのお昼代が大変ね~。1000円以上の食事には税金、とか?(笑)
��軽油
あ、そっか。
それ以前に考えてみたら、日本て米英なんかに比べると、既にガソリンとかにかかる税金、すごく高いのでは??詳しく知らないけれど、米国の3倍くらいするでしょう、ガソリン?あれって、多分税金だよね??
��准教授
失礼^^;。
��収入あったって、苦節40年で、ようやく一人前になったかも知れない
確かにそうですよね~。新入社員からずーっと、月収20万円で働いている人と、60歳まで大企業の役員とかやって何千万ももらっていた人がパートタイム的再就職で月収20万円になった場合と、同じ扱いになってしまいますもんね。平等って本当に難しい・・・。
��他の歳出減らすこととリンク
あ、それはもちろん、大前提として当然そうだと思います。ほんと、無駄多すぎですよね・・・。
��破産したときに自らが払った税金で救われるならいい話かなぁと。
なかなかシュールな・・・^^;。
ホストクラブに大金かぁ・・・。年金の話と関係ないけど、理解でき~ん。テレビで紹介されているようなアホみたいなホストと話すのなんて、むしろ金くれ、って感じ^^;
政治家にも成果主義を導入!それは、難しそうだけど、とっても必要ですね~^^。