2014年2月10日月曜日

『さよならドビュッシー』(ネタバレ)

祖父と従姉妹を亡くした火事で、自らも全身に大やけどを負った少女が、ピアニストを目指してリハビリし、コンクールを目指すが、身の回りに不振な出来事が、、、

以下めっちゃネタバレです。
この筋でミステリーの伏線に気付かない人いるの?というレベルでした。「そうだと思わせて実は違うのか!?」と思ったくらい。
「従姉妹」はわざとらしすぎるでしょ。小首をかしげる癖も。お母さんの時のわざとらしい時間描写も。

ミステリーよりも音楽がネタっていうのに惹かれて買ったので、それは良いのですが。
でも、その音楽の方が、くどすぎてつまんなかった。ピアノの演奏をひたすら言葉で表現しよう、っていう試みなのかもしれないけれど、作中にも書いてある。「百聞は一聴にしかず」。音楽ってそういうものじゃん?
本当は、音楽がミステリーのタネに関ってくる(食べ物ネタ→くいたん、的な)のを期待していたので、そこも残念でした。

でも、ピアノをやる母は、曲について「こういう解釈もあるんだなぁって面白かったよ」と言っていた。なるほど。

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