2014年7月4日金曜日

『虚ろな十字架』

著者 : 東野圭吾
光文社
発売日 : 2014-05-23
死刑制度の是非をテーマにしたミステリ。
重いテーマだけど、東野さんの割と淡々とした文章とバランスが良く、読みやすかったです。

私自身は、刑罰というのは、犯人の更生のためではなく、また被害者や遺族の癒しのためでもなく、抑止力なのだと思っています。

自分の罪の重さを感じられる人は、法に裁かれても裁かれなくても重い十字架を背負うし、そうでない人は、刑罰を加えても、その辛さに「もうしないでおこう」と思うことはあっても、心からの反省につながることは難しいのではないかな、と、そんなことを思いました。

2 件のコメント:

Todo23 さんのコメント...

おお、久しぶりに「琥珀色の本棚」のタイトルに相応しい投稿ですね。

それにしても、たらおくんは面白い。
イエローカード切りまくり、笑ってしまいました。

ぺこ さんのコメント...

えへへ。
笑ってごまかすしかない!(笑)

タラオさん、日々、おかしなネタを量産してます^^;
子供の発想て、本当におもしろいですねー。