2009年9月25日金曜日

『皿の上の人生』

��野地秩嘉)

料理に関る人たちの、人生のスナップショット的な小品集。

実在の人を題材にした作品て、偉人や有名人を題材にすることが多いですが、野地さんの場合、「アート」「こだわり」がキーワードになっているようで(と言っても、野地さんの作品をまだ3作しか読んだことないですが)、どっちかって言うと、野地さんの琴線に触れた「変な人」が多いような(笑)。

と言っても、良い意味での「変」です。
皆、ものすごい真剣なんですよね。
結局人に賞賛される人って、もちろん「才能」もあるんでしょうが、半端じゃない取組をしていて。とても私には真似できない!と。そういう取組を、365日何年も続けられる、ということ自体が「才能」なのかもしれませんが。
一方で、自分も頑張れば!という希望も与えてもらえたり。

一冊の本としては、一部、「テーマに沿って書くネタが切れたかな?」と思わせるフシがありますが、それは私の主観かも。その「すごさ」みたいなのを、私にはまだ読み取れないのかな、と。

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